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2015年2月

電気工事の豆知識【ブレーカー編】③

今回は、前回に引き続き3番目の項目について書きます。

1)電線がショート(+と-が接触)した場合に電気を止める。
2)漏れ電流を感知した場合に電気を止める。
3)電気の使用容量を超えた場合に電気を止める。

3)については、何となく解られる方も多いと思いますが、殆どの人が大事な理由を知らないでいます。
一般の方は、電気契約容量の為にブレーカーがあると思われています。確かに間違いではないのですが、大切な事が抜けており、容量限界は契約だけではなく電線およびコンセント等の許容電流に対してブレーカーが必要なのです。
例えば、電線の許容電流を超えた電気を流すと電線が熱を持ち溶けてしまいます。となると、電線は金属ですので金属が解けるほどの熱であれば発火する危険性が大いにあると言う事になります。だからこそ電線の許容電流以下でブレーカー容量を選択しなくてはいけません。なので、後々電気契約を高容量に変更しようと考えておられる方は、最初から大きいサイズの電線を入れといた方がコスト並びに手間も省けてお得になります。

最後に豆知識ブレーカー編の締めとして、プチ情報を少し書きます。
少し難しくなりますが、ご家庭の分電盤を見て下さい。一般のご家庭の分電盤には、漏電ブレーカーが付いていると思いますから漏電ブレーカーに『中性線欠相保護付』と書いあるか見ておくといいかもしれません。なぜかと言うと、書いていない場合は屋外で電線の断線が起きた時に電気器具が壊れてしまう可能性があります。数年前から、殆どの一般家庭用分電盤の漏電ブレーカーには保護付が採用されているので問題ないのですが、それ以前の場合は保護なしが殆どです。何かあれば原因の解決に役立つかもしれませんね。
※無理をして確認をしないで下さい。分電盤は電気が流れているので大変危険です。触らずに見ればわかります。
 
今回でブレーカー編を終わります。

電気工事の豆知識【ブレーカー編】②

今回は、前回に引き続きブレーカーの必要性について書きます。

1)電線がショート(+と-が接触)した場合に電気を止める。
2)漏れ電流を感知した場合に電気を止める。
3)電気の使用容量を超えた場合に電気を止める。

それでは、1と2の項目について詳しく説明します。

 1)についてですがショートすると大電流が流れ、高温の熱源となり火災の原因となります。
イメージとしては、ショートの熱源を利用して鋼材を溶かし接着する溶接機をイメージしてもらえれば分かりやすいかと思います。
なので、ショートをしたらすぐに電気を止める必要がある訳です。
私の体験談として、私がまだ現職について間もない頃でした。電気工事を行っている時、コンセントを抜いたはずの電線をペンチで切った瞬間、あまりの眩しさで目の前が一瞬真っ白になり家中の電気が消えていました。何事だと手元を見るとペンチの刃に穴が開いていました。他の作業員によってコンセントが差されており、私が+と-を同時に切断した為ショートしていました。その時、初めて電気の怖さを知りました。
一瞬で鉄を溶かしてしまう程の高温であるが故に、ショートをしたらすぐに電気を止める必要があるのです。

 2)は、漏電ブレーカーのみが感知できる機能であり、第一の目的として感電から人の命を守るために必要とされています。
体験された方も居ると思いますが、湿気のある場所・屋外・水回りの電気配線および電気製品等を触った時に『ビリビリッ!』と来るのが漏電の証です。
まだ、ビリビリで済んでいるときはいいのですが、漏れ電流が大きくなりますと場合によっては命に係わる事があります。なので、基本的に漏電ブレーカーで人命に支障がない内に電気を止める事が必要であります。
然しながら、これがよく問い合わせのあるブレーカーが落ちる原因ともなっています。建物や電気器具等の老朽化により雨漏りや浸水が原因となり漏電し、ブレーカーが作動しているのです。
なので、漏電ブレーカーが作動した場合は、原因箇所の調査が必要になります。簡単に判る時もあれば1日かかる事もあります。

続きは、次回のブレーカー編最終回で説明します。

電気工事の豆知識【ブレーカー編】①

時間がある時に電気に関する知識を少しずつ公開していく事にしました。
第一回として、よく問い合わせのあるブレーカーが落ちる理由をブレーカーの必要性から書きます。
一般住宅で例えるとすれば、電気の入口には必ず分電盤(分岐盤)と言われるものがあります。
その中に大小様々ではありますがブレーカーがあります。一概にブレーカーと言っても色々な種類があり、
大きく分けるとリミットブレーカー(電力会社の物)・サーキットブレーカー・漏電ブレーカーがあります。
電動機がある場合にはモーターブレーカーもあります。
後は、安全ブレーカーと言われる小さいブレーカーがあります。
上記で取り上げた全てが、どこのご家庭にもついている訳ではありませんが何かしらブレーカーがあります。
次に『なぜ、ブレーカーが必要なのか?』と言う事になりますが、一言で言えます『安全』の為です。
では『なぜ、ブレーカーがあると安全なのか?』理由は沢山ありますが、ここでは分かりやすい事だけ説明していきます。

1)電線がショート(+と-が接触)した場合に電気を止める。
2)漏れ電流を感知した場合に電気を止める。
3)電気の使用容量を超えた場合に電気を止める。

以上、3項目の理由に分けてみました。

次回以降で各項目について詳しく説明します。

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